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北海道立特別支援教育センター(以下「特セン」という。)は、北海道における特別支援教育の振興と充実を図ることを目的として、昭和62年(1987年)に札幌市中央区の円山西町で開所し、今年度は開所40周年を迎える節目の年であります。
急速に変化する社会の中で特別支援教育は、障がいのある子どもたちの個々の教育的ニーズに応じた学びや生活を支えるため、これまで以上に高度な専門性と、地域全体で子どもを支える協働体制、さらにインクルーシブ教育システムの充実に向けた合理的配慮の提供を含め、未来を切り拓く質の高い取組が求められています。
こうした状況を踏まえ、私たち特センは、子ども一人ひとりが持つ力を大切にし、「こどもまんなか」を原点としたその成長と学びを支える専門性の維持、向上を目指します。
また、特別支援教育が目指す「障がいの有無にかかわらず、すべての子どもが自分らしく学び、生きる力を育む」ことができるよう、「みんなではぐくむ」を重視したネットワークを築くことや、子どもの現在だけでなく将来の自立と社会参加につながるよう、“なりたい姿”や“身に付けたい力”をともに思い描くなど、将来を見据えた学びを創り出す「みらいにつなぐ」取組を展望します。
私たち特センは、これらの理念を基盤に、北海道立特別支援教育センター条例に基づき、時代に求められる役割を果たし、持続可能な事業への転換を進めながら、北海道の特別支援教育の振興を図るために5つの事業と6つの教育室により計画的、総合的に推進します。
教育相談事業では、巡回教育相談の実施後に情報交流の機会を設定し、各地域の支援体制の充実を図ります。また、教育相談実施後の子どもや学校の状況を伺ったり、学校や関係機関等と遠隔で相談を行ったりすることにより、特別な教育的支援を必要とする子どもの成長・発達に向けた継続的な支援に努めます。
調査・研究事業では、令和7年度に実施した調査結果を踏まえ、初任段階教員の育成や教職への関心を高めるための研究の他、各障がい種や学校における課題解決につながる研究の推進に努めます。
研修事業では、本道の特別支援教育における課題解決や充実を目指し、教員の高度な専門性の向上を図るための研修を実施します。また、小・中・高等学校の支援体制の充実や特別支援学校のセンター的機能の一層の活用を目的として、全校種の教職員を対象とした集合・サテライト形式による研修など、特別支援教育に関する基礎的又は専門的な研修を展開します。
広報啓発事業では、特別支援教育に関する最新の情報や各学校の先進的な取組などについて、新しいユーザー層を含め、WebページやSNSなどの特性を生かした効果的な情報発信に努めるほか、特別支援教育の魅力に触れたり、体験したりできる施設内展示や体験コーナーを充実させるなど、特別支援教育に関する理解・啓発を図ります。
ICT教育推進事業では、特別支援教育におけるICTの効果的な活用について、理解と技能の習得を目的とした研修を行うとともに、基礎的な知識や具体的な取組事例等を掲載するWebページを作成するなどの教育の情報化に向けた取組を行います。
今年度の特センにおいては、各事業部及び教育室が、「こどもまんなか」、「みんなではぐくむ」、「みらいにつなぐ」を取組のキーワードとし、子どもの学びをデザインする、障がいの状態に応じた指導や支援の充実と、時代に求められる役割を遂行するため、未来を切り拓く持続可能な事業への転換に向け、所員一丸となって取組を進めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
令和8年(2026年)4月
北海道立特別支援教育センター所長 柏 木 拓 也